スキ*キライ【1】
委員長のお友達
廉side
「……ん、廉!」
「……ぁ、どうかした?」
朝日が呼んでたのか。
あー…頭回ってなかったー。
「どうかした?じゃねぇよ。さっきからぼーっとしてっけど大丈夫か?」
「あ、うん。大丈夫」
「じゃあなんで今日は朝迎えに来なかったんだよ」
毎日絶対来てたくせに、と
珍しく朝日が心配した顔で言った。
「今日は寝坊~。つか毎日いってたっけ?気まぐれだよー」
「そうか?」
「そうだよ」
そういうと朝日はため息をついた。
「なんかあったなら言えよ?」
「うん。サンキュー」
朝日は鋭いなぁ。
なんでもすぐ気づかれる。
それでいて無理に聞いてこないのも
朝日の良いとこだなー。