スキ*キライ【1】
「大丈夫?」
「え、なにが…」
「熱じゃないよね?」
日向の時同様に心配になったオレは
佐藤の額に触れた。
「ひゃ…」
「ん?どんどん熱くなるんだけど…保健室行く?ついてってあげるよ」
「い、いいよ!」
「え、でも…「そのくらいにしろ。佐藤は熱じゃないから大丈夫だ」
朝日がそういって
保健室に行くのをとめた。
「あ、そうなんだ…ごめん、佐藤。おせっかいだったね」
「そ、そんなことないよ」
「でも熱じゃなくてよかったよ」
日向だいぶ辛そうだったし…。
「……葉山って優しいね」