男嫌いのプリンセス



誰もいない家について、そのまま自分の部屋に向かう



部屋のドアを閉めると、迷わずベットに寝転んだ




頭に浮かんでくるのは、海都と女の子が仲良く話している姿




胸がズキンと痛んだ




忘れようとすればするほど、頭に浮かんできて…




胸の痛みは膨らむばかり





鞄から携帯を取り出して開くと、海都から着信が5件、メールが3件もきていた




その履歴を消去して、私は優衣に電話をかける




助けてほしくて…



この痛みの理由が知りたくて…


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