男嫌いのプリンセス
歩いて1分もかかんねぇんだから、直接来りゃいいのに
そう思っているうちに教室についた
教室のドアを開けて中に入る
「どうした?」
「あ!来た来た!高原、何とかして!」
は?
「みりいが泣き止まないの!」
見ると、机に伏して泣いているみりいの姿があった
「あー…何があった?」
「たいした事じゃないのよ。問題が解けなくて泣いてるの。」
問題?
それだけか?
そう思ったけど、とりあえず泣き止ませる事にした
「みりい。ほら、泣き止め」
「か、海都ぉー」
あーあ、顔ぐちゃぐちゃじゃん
「わ、私…分かんなくてっ…優衣に聞いても分かんなくてっ…それでっ」
「分かった分かった、俺が教えてやるから」
「ほ、ホント?」
「ん。だからほら、泣き止め」
「うん!」
よし、泣き止んだ
「さすがねー、高原」
「ホントに泣き止んじゃったよ」
感心してる場合か