男嫌いのプリンセス





「お前はみりいちゃんのなんなんだよっ…!!」



「俺?俺は吉野財閥、取締役会長直属のみりいのボディーガードだけど?」




海都の言葉に、男の子は言葉をつまらせた




「分かったら、もう二度とみりいに近づくな」




そう言った海都の声は、聞いたことのないくらい低くて冷たい声だった




男の子が去っていくのを確認すると、海都は私を離した




「大丈夫か?みりい」



私に問いかける海都こ声は優しくて、温かくて




「うん。大丈夫、ありがとう」




海都は私の頭をもう一度撫でると



「で?どうしたんだ?」



と、私に問いかけた


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