男嫌いのプリンセス
「はっきり言うと、ずっと前から好きだった」
ずっと前から?
「どうして、言ってくれなかったの?」
私がそう言うと、海都は溜め息をついた
「お前さ、俺一般人なわけ。令嬢のお前に手なんか出したら、俺どうなるか分かんねぇよ?」
なんで?
なんで私に手を出したらダメなの?
私の気持ちを読み取ったのか、海都は私に分かるように説明してくれた
「俺は一応お前のボディーガード。お前を守るためのボディーガードなのに、手ぇ出したらクビだ」
あぁっ!!
そういう事か!!
もしかして、優衣もその事を分かってて私に告白するように言ったのかな…