男嫌いのプリンセス



「悪ぃ、苦しかったか?」


「うん…大丈夫」




キスに慣れていない私



「ねぇ、キスって、慣れれば苦しくない?」


「んー…まぁ慣れればな」


そっか

じゃあ…



「じゃあ、さっきのキスいっぱいして?」



私が慣れれば、優衣が言ってたように海都が我慢しなくてすむでしょ?


「……お前、どうなっても知らねぇから」




海都は再び私に唇を落とした




今度は最初から深く



「…っ…んぁ…」




静かな部屋に、私のキスの合間から漏れる声だけが響く



「か…っ…いと…んんっ…」



角度を何度もかえながらキスをする


くっついては離れ、くっついては離れの繰返しで、頭がボーッとしてきた




「…やべっ」




突然、海都が唇を離した



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