男嫌いのプリンセス




「どうぞ行ってらっしゃいませお嬢様、海都さま」



「「ありがとうございます」」





会場について、車を降りると




そこには高級ビルが…



「会場はここの最上階だよ」




両親と一緒に会場に入った



エレベーターに乗って最上階に向かう




そのエレベーターの中で、お母さんが私に言う



「みりい、海都くん見失わないようにね」


「うん、分かった!」




お母さんの言いたいことは分かってる



海都なら女の子にどこに連れて行かれてもおかしくない




最上階についてエレベーターの扉が開く




「うわぁ…」




すでに会場には多くの人がいて、テーブルには豪華なご馳走が並んでいる




あの人のドレス可愛いっ



私の目に止まったのは、黄緑のドレスを着た女の子



あ、ちなみに私はピンクのドレスです




「どうだい?海都くん。初めてのパーティーは」


「あー…そんなに緊張しないッスね」


「さすがだね、海都くん!」





すごいなぁ


私なんて、最初は緊張のあまり泣き出したくらいだよ



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