男嫌いのプリンセス
次の日も、私は黙々と作業をした
海都とは本番まで会わないことにした
なんでかって?
海都がいたら、私が甘えちゃうから
いつも海都に助けてもらってばかりで、私は何もしてない
そんなんじゃ、いつ海都に嫌われるか分からない
そんなの嫌
私が海都を大好きなように、海都にも私と同じくらい好きになってほしい
「……できた!!」
私が画用紙に書いていたのは、メニューの本
頑張って10枚を手書きで書いた
つ、疲れた…
でもこれだけじゃダメ
もっと書かないと、全部のテーブルに回らない
それからまた10枚書いていて、メニューの本は終了
朝早くから初めて、もうすでに4時間が経過していた