男嫌いのプリンセス
「お母さんの気持ちを考えて作ったの!あれも手作りなんだよ。シェフに作り方とか、作るときの注意とか、細かく聞いて作ったの」
みりいは、間に合わないかと思ったんだ
と言って、ヘラっと疲れたように笑った
お前、どれだけ頑張ったんだよ
今すぐにでもみりいを抱きしめたい衝動にかられたけど、人が多くいるってことで我慢した
これだけお客のことを考えられるって、すごいことだ
ちゃんと、おじさんの意思はみりいにも移ってるみたいだな