男嫌いのプリンセス



これなら、間違いなくみりいが勝つ



俺はみりいの勝利を確信した



みりいのレストランから出ていくお客は、皆笑顔で、また来たいっていうお客がほとんどだ



それに比べて、あの女の方のレストランは、お客がぐったりとして出てくる



やっぱ、一般人に高級レストランはいまいち合わないらしい




こうして勝負開始から四時間後、タイムアップを告zげるベルが鳴らされた




「では、お客様、どちらのレストランがよかったかを書いて箱にいれてください」



お客はあらかじめ配られていた紙にペンでかくと、箱にどんどん入れていく




「……では、集計いたしますので、しばらくお待ち下さい」



係りの者は、投票箱を抱えて裏方に消えていった




――――――――……


待つこと約15分



「お待たせしました」




係りが戻ってきた




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