男嫌いのプリンセス



「着いたぞー」



そうこう話してるうちに、レストランに着いた


中に入って、案内された席に座る



俺の左隣にみりい、向かって右におばさん、そしてその右におじさんが座った




「料理が運ばれて来る前に話そうか」



急に真剣な顔つきになったおじさんは、俺を真っ直ぐに見ると




「海都くんには、みりいのボディーガードをやめてもらう」


「……えっ?」



ボディーガードを、やめる?



急なおじさんの言葉に、俺ではなくみりいが反論する


「なんで!?なんでやめちゃうの!?せっかく…せっかく一緒にいられるのにっ……」



途中から涙声で話すみりいの頭を撫でる




隣でみりいのすすり泣く声が聞こえる




「…おじさん、どういう事ですか?」


「そのままの意味だよ。ボディーガードは、他の人に頼むから」



「!?」




他の奴に頼む?




「やだよっ…!!私、海都じゃなきゃイヤッ!!」




俺の腕に抱きついて、みりいは声を上げた










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