男嫌いのプリンセス
な、なんか無償に照れるんですけどっ
「な、なに?」
海都が私を見つめたまま言う
「…いや、メチャクチャ可愛いと思って」
「っ…!?/////」
い、今可愛いってっ…
「似合ってるよ、浴衣」
「あ、ありが、とう…/////」
あぁーーっ
なんか……すっごく幸せ!!
「みりい、一緒に出店回る?」
「いいの!?」
「ん。ってか、俺が心配」
心配?
何が心配なの?
「そんなカッコしてたら、お前余計に狙われるからな。そっちのが心配」
う…嬉しいっ…
心配してくれてるなんて…
嬉しさと恥ずかしさで顔を赤くしていると
「俺と遊びませんか?お姫様?」
「!!……はいっ!!」
差し出された海都の左手に、自分の右手を重ねた
海都は私をお姫様って言ったけど、私にとって海都は王子様だよ