男嫌いのプリンセス



「ストップ。そこでいい」



その言葉に、私の足はピタッと止まった



というより、びっくりして、足が止まった




「これ以上近づいたら、お前震えるだろ。

無理しなくていいから」





トクン…




不覚にも、胸が鳴った




私の事、考えてくれてる…?




海都くんは、制服のポケットから紙を取り出し、


それを小さな紙飛行機にして、私に飛ばした




……なんだろう




そう思いながら、足元に落ちた紙飛行機を拾った




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