男嫌いのプリンセス
「社長!!この少年が、お嬢様を狙っていたのです!!」
「なに!?」
おじさんは、こっちに近づいてきた
「誰だ、私の可愛い娘を…
って、海都くんじゃないか!!」
「こんにちは、おじさん」
良かった、おじさんが来てくれて
一人殴ってたとこだった
「社長、知り合い…ですか?」
「そうさ。親友の息子でね。みりいの男嫌いを治してくれてるんだ
あと、ボディーガードもやってくれてる」
おじさんの言葉に、社員は皆、硬直
「今日、彼を呼んだのも私なんだ
来るのが遅いと思って来てみたが…」
社長はジロリと社員を睨む
こ、怖ぇ〜
社員の顔も青ざめてる
「海都くんに怪我でもさせたら「おじさん」
今にも怒鳴りそうなおじさんに話しかけた
「俺、大丈夫なんで」
「でも、海都くん…「社員の皆さんも、みりいの事を思ってやった事だし
ね、おじさん」
おじさんは一度口を摘むんだ後、ゆっくりと頷いた
「分かった。海都くんがいうなら、そうしよう」
そう言って、社員を俺に謝らせてから、持ち場に帰らせた