暗い目の理由
過去


私には、三つ上のお兄ちゃんがいた

川浪 蓮(レン)
これがお兄ちゃんの名前


運動神経も良くて、カッコ良くて、成績も良くて
自慢のお兄ちゃんだった。


だけど、お兄ちゃんは死んでしまった。
私を庇って車に引かれたんだ


お母さんもお父さんもみんな、お兄ちゃんが大好きだった。


私が消えればよかったのに…
なんで私なんか助けたのお兄ちゃん。

そう考えなかった日は一度も無かった。


けど、君に会えてかわれたんだ。
お兄ちゃんの分も生きようと思えたんだ。


だから、私はあなたを守るんだ。
次は、私が命を掛ける番。


そして私は深い眠りについた。

これは、少し悲しい恋のお話…
< 1 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop