暗い目の理由


「ち、ちょっと日向くんっ!」


学校から出てもまだ手を離してくれない

どこに行くつもりなんだろ…
私はされるがまま日向くんの後を追う


しばらく歩いたら小さなアクセサリー屋さんに着いた
ようやく手を離してくれた日向くん


「どれが欲しい?」

「えっ、そんな悪いよっ」

「いいから、選んで」


日向くんの強い押しに負け渋々選び始める
小さいウサギのキーホルダーが目に留まった


「それがいいの?」


日向くんはそのウサギのキーホルダーを手に取りレジに向かった


「はい、これ」

「あありがとう…」


日向くんって意外にガツガツ系なんだ…
新しいところを発見して嬉しくてニヤける

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