8月の花嫁
8
夕食は ショーを見ながらのディナー
いたるところに松明が飾られ 炎が揺れている
その松明の炎に照らされている先輩と彼の横顔
浜辺のふたつのシルエットを重ねて見る
「ん?どうした」
「ううん」
「これ好きでしょ はい あげるね」
先輩は小首をかしげて私に微笑んだ 胸がキュンとなった
南国 独特な香りと音楽
鳴り響くリズミカルなタイコの音
ステージの上では若い男女がそのリズムに合わせて腰をくねらせる
曲が終わるとステージからダンサーが客席に降りてきてダンスを誘う
私たちの席へも
数名のスタッフは乗り気で自分からステージに向かって行った
先輩は私に促す 彼が私の手を取って一緒にと誘う
彼女を見た 行っておいでと笑っている
私は彼と手を繋いでステージにあがった
彼が私に笑顔を向けて踊る 私も彼と身体を合わせて踊る
彼女はそんな私達を頬杖ついて笑って見ていた
いたるところに松明が飾られ 炎が揺れている
その松明の炎に照らされている先輩と彼の横顔
浜辺のふたつのシルエットを重ねて見る
「ん?どうした」
「ううん」
「これ好きでしょ はい あげるね」
先輩は小首をかしげて私に微笑んだ 胸がキュンとなった
南国 独特な香りと音楽
鳴り響くリズミカルなタイコの音
ステージの上では若い男女がそのリズムに合わせて腰をくねらせる
曲が終わるとステージからダンサーが客席に降りてきてダンスを誘う
私たちの席へも
数名のスタッフは乗り気で自分からステージに向かって行った
先輩は私に促す 彼が私の手を取って一緒にと誘う
彼女を見た 行っておいでと笑っている
私は彼と手を繋いでステージにあがった
彼が私に笑顔を向けて踊る 私も彼と身体を合わせて踊る
彼女はそんな私達を頬杖ついて笑って見ていた