ゆきんこ
それらは俺にとっては慣れに等しいことで……、




ただ、笑って過ごせればいいという楽観主義者の俺とは……




結局は、合わなかったということだ。








「……あっけねーな。」





たった1年半。
されど…1年半。







景の姿が見えなくなると…、




俺は結露した窓にコツンと頭を乗せて。






「……………。」




あいつと過ごした日々を、なんとなく……




思い出していた。








景は、なんだかんだで、今までで一番長く付き合った相手となった。




「…………。」






そう思うと。



引き止めればよかったかと……



少しだけ、後悔する。






さすがに……、今はちょっとキツい。





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