ゆきんこ




「……あれ?幸、こんな早くから…どこに行くんだ?」




「……天気がいいから…、ちょっとお散歩。」




「……?気をつけてな。」





「ハーイ!」






不思議そうに見送る父に手を振って。





玄関の、扉を開けば……。





きっと君は……、




待っている。











「………?」






あれ………?





……なぜに……




いない?!






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