ゆきんこ
もしかして、私を誘ったことを後悔しているのか…。
話の流れで、つい、誘ってしまった……
そういうことかな。
そりゃあ、スノーボードに関しては全くのド素人だし、一緒に行っても足手まといで……楽しくなんてないかもしれない。
でもそれならさ……、初めから、誘わなきゃ良かったんじゃないかな。
こんなの……
今更、寂しいじゃん。
悩むに悩んで。
それでも君のその真意を知りたくて……。
【どうしてそう思うの?】
逆に、彼に質問を投げかけた。
それから……
私はぼうっと新野からのメールを眺める。
「……無理なんて……する訳ないじゃん。」
それから、また5分程経って……
手の中の携帯電話が震え出した。
「………きたっ!」
間髪置かずに、また、メールを確認する。