ゆきんこ
私は君のことはまだほとんど知らない。



それでも…もっともっと知りたかったし、近づきたかった。



私は再び携帯を開き……


メール作成画面にする。





たったの二文字。



それを押すのに数十秒かかって……。



それから、すぐに消去した。




【好き】




そんな言葉を伝えることは…、


今の私には、到底できないことだと…十分にわかっている。




< 52 / 234 >

この作品をシェア

pagetop