ゆきんこ
楢崎景……。
しかも、ちゃっかりその手にチョコチップパン。
「………楢崎、今……」
咲が口を開きかけると。
「福嶋さん。コレ、あげるよ!!」
楢崎景は、パンを私に押し付けて……
あっというまにその場を去っていった。
「……幸……今のってさ…」
「…うん……、楢崎の声だよね。」
「…つーか、今の話の流れで……何であのコが動揺すんのかね?」
「……ね。」
楢崎は……
聞いてしまった。
私達の会話を。
そして……
気づいてしまった。
しかも、ちゃっかりその手にチョコチップパン。
「………楢崎、今……」
咲が口を開きかけると。
「福嶋さん。コレ、あげるよ!!」
楢崎景は、パンを私に押し付けて……
あっというまにその場を去っていった。
「……幸……今のってさ…」
「…うん……、楢崎の声だよね。」
「…つーか、今の話の流れで……何であのコが動揺すんのかね?」
「……ね。」
楢崎は……
聞いてしまった。
私達の会話を。
そして……
気づいてしまった。