ゆきんこ
一人で悶々としていると……
いつの間にか、寝転がる陸くんから……
小さな寝息が聞こえてきた。
「………陸くん?……寝たの?」
返事は……ない。
「陸くーん、ご飯できるよ?」
反応……なし。
さて、どうしたものかと……
私はこたつを出て、新野の元へと向かった。
台所に、ひょっこりと顔を出すと……
新野が手際よく料理する姿が見てとれた。
タオルを頭に巻いて、フライパンを軽々と持つその佇まいに……
「……か…、かっこいい。」
思わず見とれてしまう。
「…こえーよ、福嶋。どうした?見るならこっちに来てみろよ。」
…見つかった!
「……ご、ごめん。あの…、陸くん寝ちゃったんだけど、どうしたらいい?」
「ああ、なんだ。大丈夫だよ、飯になると飛び起きるから…そのまんま放置してて。」
「……ん。」
「……暇だろ、ここに座って見てたら?」
目の前のカウンターを指差して、私は素直にそれに従った。
「……いい匂い。何作っるの?」
「……チキンライス。ここにクレイジーソルトで味付けしたオムレツ乗せる。」
「……へぇ…、楽しみ。何か手伝うことある?」
「お、いいの?んじゃーそこにある卵、ボウルに入れて溶いててくんない?」
「了解っ。…お、卵、赤玉派?」
「そ。理由は知らないけど昔っから。」
「家も。」
そんなやりとりをしながら……
二人でキッチンに立つ。
まるで……、
新婚夫婦みたい?
いつの間にか、寝転がる陸くんから……
小さな寝息が聞こえてきた。
「………陸くん?……寝たの?」
返事は……ない。
「陸くーん、ご飯できるよ?」
反応……なし。
さて、どうしたものかと……
私はこたつを出て、新野の元へと向かった。
台所に、ひょっこりと顔を出すと……
新野が手際よく料理する姿が見てとれた。
タオルを頭に巻いて、フライパンを軽々と持つその佇まいに……
「……か…、かっこいい。」
思わず見とれてしまう。
「…こえーよ、福嶋。どうした?見るならこっちに来てみろよ。」
…見つかった!
「……ご、ごめん。あの…、陸くん寝ちゃったんだけど、どうしたらいい?」
「ああ、なんだ。大丈夫だよ、飯になると飛び起きるから…そのまんま放置してて。」
「……ん。」
「……暇だろ、ここに座って見てたら?」
目の前のカウンターを指差して、私は素直にそれに従った。
「……いい匂い。何作っるの?」
「……チキンライス。ここにクレイジーソルトで味付けしたオムレツ乗せる。」
「……へぇ…、楽しみ。何か手伝うことある?」
「お、いいの?んじゃーそこにある卵、ボウルに入れて溶いててくんない?」
「了解っ。…お、卵、赤玉派?」
「そ。理由は知らないけど昔っから。」
「家も。」
そんなやりとりをしながら……
二人でキッチンに立つ。
まるで……、
新婚夫婦みたい?