ゆきんこ
きっと君は……
私の緊張には気づかない。
「…おい。」
「は、はい?」
「大丈夫?怪我でもした?」
「い、いえいえ。とんでもない!」
私が懸命に首を振ると……
キョトン、とそれを眺めては……
「なる程。リアクション女王。」
…………。
「………は?」
……なんですと?
「サインくれ。」
……はいい?!
「冗談だよ。じょーだん。」
「はは…、そう……だよね。」
「その制服。」
「え?」
「あんた、西校?」
「え、あ…、はい。」
「ふーん。」
……西校、だよ。
名前……聞いてくれるかな…。
「歩ける?」
「……はい。」
「……声…ちっさ!歩けるかって聞いてるんだけど。」
「…は、はい!」
「んじゃまあ、よし。家まで送ってくか?」
……うそっ……
またとないチャーンス!!
でも……
「……いえ。平気。」
そんなの…心臓もたない!
私の緊張には気づかない。
「…おい。」
「は、はい?」
「大丈夫?怪我でもした?」
「い、いえいえ。とんでもない!」
私が懸命に首を振ると……
キョトン、とそれを眺めては……
「なる程。リアクション女王。」
…………。
「………は?」
……なんですと?
「サインくれ。」
……はいい?!
「冗談だよ。じょーだん。」
「はは…、そう……だよね。」
「その制服。」
「え?」
「あんた、西校?」
「え、あ…、はい。」
「ふーん。」
……西校、だよ。
名前……聞いてくれるかな…。
「歩ける?」
「……はい。」
「……声…ちっさ!歩けるかって聞いてるんだけど。」
「…は、はい!」
「んじゃまあ、よし。家まで送ってくか?」
……うそっ……
またとないチャーンス!!
でも……
「……いえ。平気。」
そんなの…心臓もたない!