桜の生け贄

「こうなるの？」
「そうそう！ゆずは頭良いな。」
「えへへ～ねえねえ！ゆうきくんは桜好き？」
「え？ああ、好きだよ？」
「よかった～なら良いね！」
「？なにが？？」
「なんでもないよお～！ねえ！これはどうするの？」
「ああ。これは、りんごが３個あったとして…」


変な事を聞いてきたな。

桜が好きだとどうなるんだ。

このときは、特に深い意味は無いと思ってた。


だがこれは、とても重要で、俺の人生を左右する質問だった。