桜の生け贄
控えめでおとなしそうな小さな女の子とポニーテールで鋭い目つきのクールで背の高い女の子の二人がいた。


かばんに本らしきものが入っているし、今は7時30分だし多分学校の登校中だろう。


「あ…この村の人…だよね。」

おとなしそうな子が小さくうなずいた。

背の高いほうは、そうだけど?といった。


すぐに話を続けた。

「えっと…今日引っ越してきたんだけど、江藤【エトウ】って家知ってる?」


背の高いほうが、

「転入生か。よろしく。江藤さん家はここから…まぁいっか。ゆず、私この人連れてくから先生に言っといて。」


「うん分かった!でも寄り道はしないでね。」


小さいのにしっかりしてる。


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