桜の生け贄
俺は箱をすぐに開けた。

匂いもよかったし、普通に食べれそうだった。

俺はばあちゃんには内緒で、台所からこっそりフォークを取ってきた。

そして、ほんの少しだけ取って食べた。

心の奥で…疑ってた。

最悪だな…好きな人を疑うなんて…



………う!!?

俺は食べた分吐いた。

なにか…変な味がした…

よく考えてみた…


…あ!!

俺は思い出した。

確かめるために俺は、痛いが左手の人差し指をカッターで少しずつゆっくり力を入れていった。

そしてそのうち人差し指から少しずつ血が垂れていった。

俺はその血を舐めてみた。

…似ている…けど少しちがう…?

生臭い…?

まさか…

俺は手を口にあてて、ハッとした。

死んだ何かの血が混ざっているのか…!?


あずさ…

俺はどう接したらいい…?

ここまでされて…

明日から…

どうしたら良いんだ…

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