桜の生け贄
ー次の日ー

朝…俺は布団から出てこなかった。

昨日血(?)を少量だけど飲んだからだろう。

…丁度良かった…

今日一日あずさに会わなかったら落ち着く気がする。

「悠輝くーん!?」

あずさの大きな声に俺はびくついた。

かたかたと体が震えるのがはっきり分かる。

「今日悠輝くん寝込んじゃってね~」

ばあちゃんが申し訳なさそうに説明してる…

「なんだぁ~悠輝くん生きてるんだぁ~」

…え!?

理解出来ない…よ…あずさ…


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