甘い唐辛子
「っと……いと…維十、起きろ。もう昼。」
「んん……ん?…なっ!!霞澄っ!!何やって…!!」
「起きないから起こしに来た。2人とも、もうリビングにいるぞ?」
目が覚めると、霞澄のドアップが視界に広がっていた。
俺の肩を軽く揺すりながら起こす霞澄に、『新婚みてぇ…』なんて寝ぼけた頭で思った。(軽く妄想もした
霞澄は、俺が起きたのを確認すると、さっさと部屋を出て行ってしまった。
ちょっと残念に思いながらも、着替えて部屋を出た。