甘い唐辛子


「…愛してる。」



そう囁いて、唇に口づけを落とした。





眠る霞澄の横、俺は微笑み、霞澄の全部を抱き締めようと、強く霞澄を抱き締めた。




目を閉じれば霞澄の笑顔。





「私も、愛してる。」




その声と共に背中に回った細い腕。








互いの顔を見合わせて、
微笑み合って

もう一度



「愛してる。」












▼END▼





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