【完】優しい君の存在。
「俺は…坂井 陸」
「陸くんかぁー。かっこいいね!」
「えっ…」
ん?
なんか変なこと言ったかなぁ?
「ところで、何でここに…?」
「あっ、えーっと、トイレに行ってて光が漏れてたから気になって来たの」
正直に話す。
「そうなんだ」
それから数秒無言が続いた。
「じゃ、じゃあね」
そう言ってふらっと部屋から出ていこうとする男の子。
ーっ。
なんか今バイバイしちゃいけない気がする!
「あのっ!」