【完】優しい君の存在。
気づいたらわたしの左手は陸くんの右腕をつかんでいた。
「…何?」
キョトンとした目をして聞いてくる。
かっ、可愛いっ…!
「明日とか明後日のお昼、あなたと話したい!!」
自分で言ってて恥ずかしくなった。
「あっ、えと、話したいって言ってもそういう意味じゃなくて、あぁいう意味っていうか!…あれ?わたし何言ってるんだろう?!」
さっきの言葉に深い意味は無いって否定しようとしただけなのに1人でテンパっちゃった…。
「あははっ」
陸くんが笑った。
笑顔、かわいすぎる…///
「面白いね、富竹さん。俺も君と話したくなったし、明日のお昼にここで会おう」
その言葉を残してスッといなくなった陸くん。
ヤバイ…
一目惚れしちゃったかもしれない……。