【完】優しい君の存在。
「富竹さーん」
小さい声が聞こえた。
この声は、陸くんっ!!
振り返ってみると手招きをしている陸くんがいた。
会えて良かったー...。
そう思いながら急いで陸くんの方へ向かう。
「迷った?」
笑いながら聞かれた。
恥ずかしー。
「うん...」
照れながら言うと、
「かわいいね」
満面の笑みで陸くんが言った。
か、かわいいっ!?わたしが???
...ありえないよ。
それからわたしたちはいろいろな話をした。