【完】優しい君の存在。
まず、陸くんは私の1つ上…。
高校生だってこと!
それから、頭の病気で入退院を繰り返して学校と病院に行ってること。
もともと風邪とかもよくひいていたらしい。
そして…学校は彩香が目指すS高校で
そのなかで学年10位以内に入っているみたい!
あ、あとっ…
恥ずかしいけど思いきって彼女いるかも聞いてみた。
「陸くんって、その…か、彼女とか…?」
「いないよ」
「本当に!?」
「それどころか好きな人もできたこと無いなぁー」
こんな病気抱えてるから、彼女に寂しい思いさせるだけだしねー….
と、続ける陸くんの笑顔は切なく感じた。
わたしが彼女だったらな。そう思った。