【完】優しい君の存在。
そんな朝から晩まで家から出ることも無い日々が続いてた。
ある日、
「由奈ー。電話よー」
お母さんがわたしを呼ぶ声が聞こえた。
早くケータイ買ってもらいたいなぁっ。
そんなことを思いつつ1階へ行って受話器をとる。
「もしもし?」
『あ、由奈ちゃん?綾乃だよー。今日暇だったら一緒に勉強しない?』
勉強のお誘いだ。
他の人なら断っているけど、綾乃なのでokすることにした。
綾乃は中3で初めて同じクラスになった幼なじみ。
志望校はなんと県内トップのS高校!
綾乃と勉強だったら見てもらえるから嬉しいっ。
他の人としたら勉強(笑)になっちゃうけど…。
そして、勉強する約束をして電話をきった。
しばらく友達と会ってなかったし、楽しみだなぁー。