【完】優しい君の存在。


その日の夜は、眠れなかった。


でも、翌日もその次の日も心にモヤモヤしたものを抱えながらお昼には陸くんと話してた。
話す内容は学校生活とか普通の話。

何回か笑うこともあったけど、心から笑えなかった。






ちなみに、体調?のほうは、
退院間近なこともあって調子がいい。

ただ、たまに頭が痛くなったりするだけかな?









わたしの退院まであと2日、という頃。


「俺、明日退院するんだ」

一足お先に、
と嬉しそうに話す陸くん。



…じゃあ、今日が一緒にいられる最後の時間なの?
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