セパレート・ウェイズ
出逢い
駆の目が、嬉しそうに下がった。
きっと、幸福な夢を見ているのだろう。たとえば、大好きなバナナをめいっぱい食べてる夢や、サッカーで逆転ゴールを決めた夢、カラオケで百点満点を出した夢。
その夢のなかに、僕がいるとして、だけど、これから先、駆の隣に僕はいない。
さよなら、駆。
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