セパレート・ウェイズ
写真で見ていた駆は、大きくて鋭い瞳をしているように見えていた。
でも、目の前にいる駆の瞳は、大きいけれど、優しい瞳をしている。心の底から優しい人の瞳。
僕は18年しか生きていないけれど、目の前の、25年を生きてきた骨太の青年の瞳は、これまでに見た誰よりも優しいそれに見えた。
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