れんき*





「なっ…なっ…」


「落ち着け。さっきからお前は落ち着きが足りない」


落ち着きが足りないって…


追われてるのに落ち着いてた、あんたが凄いわっ!!


一度深呼吸をする


「…で?なんであたしの名前を?」


「ただ耳に入っただけだ。好奇心旺盛で見知らぬ人にも声をかける、神楽屋で働いてる…とな」


「神楽屋…」


「バケツに書いてあるぞ」


青年はバケツを指差す





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