財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
美利亜は涼が普段から持ち歩いている切れない刀なのかと思ったが


「笑止。」


という声とともに一気に抜いて目の前まで迫っていたボールを打った。


パコーンといういい音とともにボールはテニス部員の1人に当たった。


涼が持ってきたのはテニスラケットだった。


「じゃあ後は任せた。」


「御意。」


涼の返事を聞いてから美利亜と龍は先に進んだ。


しばらく進んでボールが飛んでこなくなってから


「涼くん、大丈夫かな。」


「平気。アイツを倒せるのは超人クラスだからね。」


「ふーん。」


美利亜が言ったとき、ちょうど第2落とし穴ゾーンを抜けた。


茂みの中を進みながら


「でも、さっきからなんか引っかかるんだよな。」
< 107 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop