財閥vs暴力団～争いに巻き込まれて～

龍は力を弱めることなく言った。


「知らないよ。そんなこと。」


美利亜も負けじと力をさらに強めて言った。


「つーか、いい加減諦めろ！」


「あんたたちが出てったらね。」


龍と美利亜の攻防は終わりそうになかった。


それを見たいつの間にか着替えた涼と堂々と着替えた廉は呆れたように


「いつまでやれば気がすむのだ？」


「ホントだよん。あと２時間で始まっちゃうよん。」


「強行手段に出る。」


きっぱり言った愛梨栖。


「そう言えば美利亜、スカートの下、短パンだよね。」


「えっ！ちょっ、まっ！」


美利亜の制止の声を無視して愛梨栖は美利亜のスカートを下ろした。


「短パン履いてなかったらどうするつもりだったの？」


美利亜はキレ気味に言った。