財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「兄さん、大丈夫?」


「平…気だ。」


聖夜は自力で起き上がると


「あの2人をとめる。真雷刀を貸してくれ。」


そう言った。


水月は聖夜に真雷刀を渡した。


「しばらくの間、寝てろ。」


聖夜は真雷刀を持った手をクロスさせると、手首を振った。


キーンと音がして嵐と美利亜は倒れた。


聖夜は水月に向かって


「お前は李家を呼べ。後始末を頼むと。それから医療班を呼べ。手術の準備もさせとけ。」


そう言い放った。


水月は携帯を取り出すと連絡をしはじめた。
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