財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「あいつらが寝てるうちにやったんだ。苦しまずに済むならっと思ってな。」


「だけど嵐は完璧に記憶喪失。みーに至っては自分で記憶を作った。それが俺と姉貴の入れ替わりにつながった。」


愛梨栖は泣きながら


「苦しくなかったんですか?美利亜が切った人たちは?」


「苦しくなかったって言えば嘘になる。でも、少しの間でもあの2人を楽にしてやりたかった。」


聖夜はそう言って手を握りしめた。


「2人が切った人たちは全員、生きてる。あたしたちを恨みながら。」


水月はそう言って愛梨栖たち5人を見ると


「お願い。あの子を、みーを守って。あの子の第2人格が目覚めることがないように。」


「言われなくてもそうしたいけど、姫強いからでしゃばるよ。」
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