財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
美利亜をさらに隣の部屋に運ぶと


「玲はみーのところ。それから他のみんなは適当に座って。」


そう言った。


みんなが座ると嵐は


「俺はホントは桂慎也なんて名前じゃない。」


「真目嵐だろ。」


優が嵐の言いたいことを言ってしまった。


「お前ってやなヤツだな。」


「正直な感想どうも。」


「アイツがライバル視するのもわかる気がする。」


「俺の眼中にはないけど。」


優が言い終わるのと同時に警報が鳴った。


「落ち着いて話もできねぇし。」


嵐が立ち上がりかけたらバンと勢いよくドアが開いた。


「水月、騒がしいぞ。」


「ヤツらがきた。今すぐ応援呼んだほうがいい。」


「兄貴、だから言ったんだよ。あの2つの家の主はここにいたほうがいいって。」
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