財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
その後ろから美利亜を抱えた玲が現れた。


聖夜は壁についている赤いボタンを押しながら


「あの2人は仲が悪すぎる。」


「じゃあせめてここの警備員をあの2人に鍛えさせろ。」


玲は半分怒鳴りながら言った。


「そんなことより、守らないと。あたし、下に行く。」


水月はそう言うと部屋を出ていった。


「あ~あ、乱闘だな。」


「姉貴、楽しんでるよ。」


すると玲の後ろから突然朔が出てきて


「慎也。仲間だろ?何やってんだよ。」


そう言った。


「お前らが来たせいで俺の作戦がパァだ。」


「助かったの間違いだろ?」


ドサッと音がして玲が倒れた。


その後ろから花瓶を持った大輝が現れた。


「ちょっ、殺人!」


「んな強く殴ってねぇよ。」
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