財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「ん?俺のオフィス。つってもちっちゃいんだよ。」


エレベーターに乗り込んだ7人は地下に降りた。


そして玲はエレベーターの横のドアの前に立った。


「まっ、コレ持ってねえと入れないから安心しな。」


そう言って取り出したのは真雷刀。


「ちょっと耳塞いでろよ。」


そう言うと真雷刀の溝を指でなぞり始めた。


なぞり終わると真雷刀を壁にしか見えないドアの隙間に差し込み、鍵を回すように真雷刀を回した。


ギギーと黒板を引っ掻くようなイヤな音がしてドアが開いた。


「さっ、入った、入った。」


愛梨栖たち7人が入るとドアは自動的に閉まった。


そしてウィーンと音がして床が動いた。


「なっ、なんなの?」


「あぁ、言い忘れてた。そこの手すりに捕まってて。上に上がるとき、ちょー速いからミンチになるよ。」
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