財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
「ついて来ないお前が悪い。」


嵐はため息をつくと圭のそばに行った。


「さて、行きますかぁ。」


圭はのんきに言うと歩き出した。


しかし、キーンと音がしてその場に崩れ落ちた。


下からは聖夜と水月が、そして後ろから玲がゆっくりと近づき

「俺の妹をタダで渡すと思ったか?圭くんよぉ。」


玲は動けない圭の目の前に真雷刀を突きつけると


「てめぇも所詮、おがくずと一緒ってことだ。」


そのまま真雷刀を勢いよく振った。


キーンと音がして圭は意識を失った。


「れ…じゃなかった。水月。」


「わかってる。」


玲は真雷刀をしまうとため息をつき


「さて、会長さんを助けに行きますか。」


「その前に。」


聖夜は水月に目配せすると


「美利亜ちゃんは検査に行っておいで。」
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