財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
玲は
「父さんの護衛の人、おかしいと思って調べといた。そしたら前は南財閥の今は暴力団の頭領の部下だよ。」


そう言って資料を渡してきた。


聖夜はざっと目を通すと


「目的はお腹の赤ちゃんだ。真目家は5人生まれると大繁栄するって言われてるから。」


そう言って続けた。


「内通者はおそらく父さんだ。父さんは真目家を継げないから…。」


聖夜が悲しそうに言うと


「兄さん、へこんでないで。お母さんの居場所、わかったよ。」


水月がパソコンから顔を上げた。


「どこ?」


「南組の直轄地。手術して産ませる気だよ。」


「最悪だ。」


玲はそう呟いた。


「よしっ。今日忍び込んで赤ちゃんだけでも取り戻そう。」
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