財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
その手には拳銃が握られていた。


「死ねぇ!」


看護師が叫んだら横から


「曲者!」


という叫び声とともに瑚の見事な飛び蹴りが決まった。


看護師は頭を強く打って気絶した。


そしてバタバタと複数の足音がして聖夜と涼、その部下が現れた。


「美利亜!大丈夫か?」


聖夜は脇目もふらずに美利亜のそばまできた。


涼は部下に指示を出していた。


「のえ兄、うちまたやった。また…。」


「いいからゆっくり寝ろ。」


聖夜は真雷刀を出し、先端を美利亜の耳元で弾いた。


チリーンと音がして美利亜は気を失った。


同時に愛梨栖たちがきた。


「聖夜さん、美利亜はいつからこんなことに?」


愛梨栖の有無言わせない声に聖夜は


「話すよ。」


そう言って話始めた。
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